ドコモのお姉ちゃん

女関係のちょっとやらしい話を期待してこれを読んでいるあなた、残念だがそういう類の話ではない(笑)。

先日僕は携帯の機種変更をするためにドコモショップへ行った。
ここで「なぜそこらの安い電気屋に行かないのだ?」という疑問は当然出てくるだろう。
実は僕の携帯(というか厳密には電話番号なのだが)は仙台に住んでいたころ買ったもので、ドコモ東北の管理する電話番号なのである。管轄の違うエリアの携帯電話の機種変更は、そこらの電気屋ではできないことになっている。
すなわちドコモショップに"行かざるを得ない"状況なのであった。

これまで使っていた機種はN203という4世代も前の機種で、しかも頭についている「N」というのはNで始まる某メーカさんが製造しているということなのだが、「Nは電波が届きにくい」。
多少電波の届きにくい場所でいろんな携帯を見比べてみればわかるのだが、Pとかだとアンテナが思いっきり立ってるのにNだと「圏外」なんていうことはざらだ。
しかも古くなってきたからかしらんが、最近は通話中に切れているわけじゃないのにお互いの声が聞こえない状態になることも多く、大事な話をしている時などは非常に困った。
あんまりこんなことだらだら書いて訴えられるのも嫌なのでやめとくが(笑)、まあ要はとにかくイライラが限界に来てたので新しいのに買い換えに行ったってことだ。

ドコモショップへ入り受け付け番号を取り順番を待つ。比較的早く僕の番は訪れた。
機種変更1台と新規1台契約したい旨伝える。
実は僕の機種変更と同時に彼女に新しく携帯を買ってやろうと思っていたのだ。
当然2台目からファミリー割引が適用されるから、それ狙い。
担当のお姉ちゃんは電話番号を確認し端末で照会し始めた。
「お客様の電話機は東北でご契約ですね?そうしますと機種変更にはドコモ東北のお値段が適用になりますがよろしいですか?」
へえ、そうなんだ。
まあ東北の値段だろうが関東の値段だろうが同じドコモショップ、そんなに大きく違うことはあるまい。
どうやらお姉ちゃんはドコモ東北に電話して値段を訊いているようだ。

「3万3千円になります。」

おいおい(笑)。
それ定価じゃねえか。

確かに仙台のヨドバシあたりで買えば1万5千円くらいで買えるはずだが、仙台まで高速使って往復するとなると1万5千円くらいかかってしまう。
結局トータルは一緒か・・・。
若干足元を見られてる感もなきにしもあらずだが、対応しているお姉ちゃんはどうみてもトロそうで、そんなに機転が利くとも思えない。
とりあえず諦めてその値段で買うことにした。
だって今日は更にもう1台新規で購入し、ファミリー割引にしてもらわなあかんのや。
まだまだ決めることはたくさんある。

次に新規の契約の手続きに移る。
新規なので店頭の値段で大丈夫だ。
電気屋よりは多少高めだが1万7千円くらい。
同一名義での2台目の契約は電気屋ではできないのだからしょうがあるまい。ファミリー割引が待っている。
お姉ちゃんは相変わらず事務的に進めているが、一応確認してみる。
「これでファミリー割引になるんですよね?」
「ええ、別途契約書に書いていただきますが、大丈夫だと思います。」
だよな、僕名義で2台買ってるんだから問題ねえよな。

実はお姉ちゃんは仙台の出身らしく、僕の加入時のデータを見てうれしそうに、
「仙台の方なんですかあ?私も仙台の女子大にいたんですう。」
などと話しかけてくる。
そんなに可愛くは無かったが、それだけに色々な想像(笑)にリアリティーを持たせやすく、このお姉ちゃんをどうにかすることばかり考えていた(爆)。
いや、そんなことはどうでもいい(笑)。

新規の電話番号も決まり、携帯を手渡され喜ぶ彼女。
さあてあとは契約書にハンコ押して帰るだけだな、と思っていると、お姉ちゃんのパソコンから嫌な音がした(笑)。
あわてて端末をのぞき込むお姉ちゃん。
エラーらしい(笑)。

近くの男性社員に助けを求めている。
「あ、これダメだよ。」
男性社員が冷たく言い放つ。
おいおい、何がダメなんだよ?(笑)
「あのお・・・。」
お姉ちゃんが申し訳なさそうに切り出した。

「東北と関東のようにエリアの違う2台ではファミリー割引は適用できないんです。」

先に言えやあああ!!!!
それやったら無理してでも仙台まで帰って契約するっちゅうねん!!

ひとしきりお姉ちゃんと仙台話に花を咲かせた後だけに(笑)、しかも
「どうやってこのお姉ちゃんを○おうか」
などと考えていただけに(爆)、今更ブチ切れるわけにもいかず、なんとも釈然としないままドコモショップを後にしたのである。
帰り際に愚痴をこぼそうと思った彼女からもカウンターを食らった。

「なんだかドコモのお姉ちゃんと楽しそうに喋ってたしねえ!(怒)」

(1999.06.06)