サプリメントカクテル

最近はコンビニなんかにも栄養ドリンクやビタミン剤が並ぶようになったが、みなさんは愛用しているだろうか。
栄養ドリンクなどいかにも「ドーピング」的イメージで捉える人も多く、なんか一瞬で元気になったり精力がついたりしそうな感じがするし、実際そういう目的で購入する人も多いのだろうが、本来コンビニに限らず日本のドラッグストアで購入できるような代物に、「即効性」のあるドラッグなどあるわけもなく、カフェインとアルコールのカクテルでなんとなくハイになっているに過ぎなかったりする。
元気になりたきゃ一番良いのはシャブでも打てばいいのだが(笑)、そういう訳にもいくまい。
シャブもきっちり間隔を空けて打てば肉体依存性も無いらしいが、実際やったことがある訳じゃないので、これ以上詳しい話が知りたい人は私の過去のコラム「読むクスリ」でも読んでそこに掲載してある文献でもあさってください。

イリーガルな方法はやらない(笑)前提で考えると、リーガルなもんでいかにハイになるかという話になるのだが、今回は「飛ぶ」というより「健康的に体の内部から元気になる」という観点で、ビタミンやハーブについて書いてみることにする。

なんとなく体がだるかったり、気分が鬱だったりっていうのは、もちろん本当の病気の場合もあるだろうが、ほとんどの場合人間に必須のビタミンやミネラルが欠乏していることに原因がある。

そもそもビタミンとは何か。
「からだに必要不可欠な微量栄養素」のことである。
人間が生きていくのに不可欠な三大栄養素はたんぱく質、炭水化物、脂質であるが、これらの栄養素がエネルギーに変わったり、からだを構成する材料に変わったりするのを陰で支え、かつその活動を補助するのがビタミンである。
微量で足るが、不足すると病気になり、逆に必要量以上摂取することでガン予防等の薬理作用がある。

ミネラルとは何か。
人間の体の95%を構成する主な元素、「水素・炭素・窒素・酸素を除いた残りの元素の総称」である。
現在人間にとって必須だとわかっているミネラルは16種類であり、これらを必須ミネラルと呼ぶ。
1日の摂取量はほんのわずかだが、からだの健康と密接に関わっている。

本来ならばビタミンやミネラルは日々の食事の中で摂取することが望ましい。
しかし、かつての伝統的な日本食ならいざ知らず、西洋化された食事に加えて、近代の社会事情を考えると一般サラリーマンが3食規則的に食事を摂ることなどほぼ不可能であり、外食やコンビニの弁当に頼る機会も多々あることを考えれば、必要量のビタミン・ミネラルを日々の食事の中だけで確保するのはほぼ不可能である。
しかもビタミン・ミネラルの主な摂取源である野菜そのものについても、昔と比較してビタミン・ミネラルの含有量が減少しているというデータもある。
さらには現代におけるさまざまなストレスの増加によりビタミンの消費量は増え、それに伴い必要な摂取ビタミン量も増加してくる。

じゃあ不足しているビタミン・ミネラルを何で摂取するかというと、サプリメントということになる。

まあここでこれ以上健康オタク的な話を続けてもしょうがない。
必要なのはシャブを打つ代わりに(笑)どんなサプリメントをカクテルすればスカッとするか、ってことなのだ。

自分にとって不足しているビタミンが何かは以下のように判断すればよい。

ビタミンA
・暗いところでよく目が見えない
・目がよく乾く
・よく風邪を引く
・肌が荒れている
・粘膜にただれがある
・やせすぎだ
・歯が弱い
・よく下痢をする

ビタミンB1
・食欲不振
・疲労がたまる
・よく吐き気がする
・記憶力の低下
・憂鬱なことが多い
・胃腸の調子が悪い

ビタミンB2
・よく口内炎になる・舌や唇が荒れる
・目が疲れる(強い光に弱い)
・鼻がかゆい
・目の周りがかゆい
・手が震える
・なかなか寝付けない
・学習能力が低下している

ナイアシン
・力が出ない
・疲れやすい
・食欲不振
・よく頭痛がする
・唇が赤くはれる
・肌が荒れる
・よく吐き気がする
・よく目眩がする
・冷え症がある

ビタミンB6
・虚弱体質
・よくパニックに陥る
・いらいらすることが多い
・なかなか寝付けない
・舌がよく回らない
・筋肉をよく痛める
・胆石がある
・貧血ぎみ

ビタミンB12
・貧血気味
・疲れやすい
・歯茎から血が出る
・力(筋力)が出ない
・やせすぎ
・目や肌に生気がない
・よく頭痛がする
・記憶力が減退気味

葉酸
・貧血気味
・いらいらすることが多い
・だるい
・なかなか寝付けない
・記憶力が減退気味

ビタミンC
・力(筋力)が出ない
・歯や歯茎が弱い
・よく肌が荒れる
・よく落ち込む
・息が荒い
・胃もたれがする
・よく鼻が詰まる
・よく風邪を引く
・関節が痛む
・傷が治りにくい

ビタミンE
・疲れやすい
・無気力だ
・冷え症だ
・昼間によく眠くなる
・集中力がない
・いらいらすることが多い
・体がだるい

まあこれらを暗記するのもしんどいので、普段はマルチビタミン・マルチミネラルという、必要なビタミンやミネラルが一式入ったサプリメントを飲むだけで、体はかなり軽くなる。
そのうちマルチビタミンに慣れてきたら、口内炎ができたなあと思ったらビタミンB類のサプリメントを多めに摂るとか、目が疲れたらビタミンAを摂るとか、風邪を引いたなと思ったらビタミンAやCを摂るとか、少しずつ応用していけばいい。

ちなみにA・C・Eは、体の老化を早め生活習慣病の原因を作る、活性酸素を消す働き(=抗酸化作用)があるため、「抗酸化トリオ」としてB群とは分けて考えると覚えやすい。
これら抗酸化トリオは多めに摂取することでガン予防になるとも言われており、予防的に日々積極的に摂ることで効果を発揮する。
ビタミンA・E・D・Kは脂溶性のため体内に蓄積しやすく肝機能障害などの副作用を起こす場合もあるため、摂取量の上限が決められているが、まあ日本で手に入るサプリメントを多少多く摂った程度では全然問題無いのであまり気にしなくて良い。
B群・Cは水溶性なのでいくら摂っても体外に排出されるため問題ない。

ちなみにB群は抗酸化トリオに対し、肌荒れや疲労回復に積極的に作用するため、疲れが溜まったり肌荒れがひどいときになど、ここぞという時に大量に摂取して一晩で治す、という使い方をすればいい。

実際これらのビタミン・ミネラルをきっちり摂れば、ちょっとした疲労感や鬱はどっかに消えているはずである。
しかし、ビタミン・ミネラルは所謂万能薬、ここぞというときにピンポイントで効く、危ないドラッグみたいなもんは無いのかというと、実はあるのだ。
ハーブを主とするサプリメント類である。
主なものを次に挙げる

セントジョーンズウォート:ストレスをとる
ブルーベリー:目の疲れをとる
イチョウ葉:頭をリフレッシュする・精力を快復する
エキナセア:風邪を防ぐ・風邪を治す
プロポリス:免疫力を高める
アガリクス:免疫力を高める
ロイヤルゼリー:疲労をとる
ガルシニア:体脂肪を落とす
マリアアザミ:飲み過ぎた後に
ウコン:お酒を飲む前に(肝機能を高める)

実際これらは効く。
しかもイリーガルドラッグのように体に害も無いどころか、医薬品以上に効く場合もある。
特にエキナセアとプロポリスをカクテルすれば、市販の風邪薬なんか買わなくても風邪なんか治ってしまう。
私も最近風邪薬は全く買っていない。
あとウコン。
酒飲む前に飲んでおけばかなり無茶しても全然大丈夫。
ウコンとマリアアザミのカクテルなら鬼に金棒だ(笑)。

ハーブ系同士じゃなく、ハーブと普通のビタミンをカクテルするのも効果的だ。
ロイヤルゼリーとビタミンB群のカクテルで疲れなんか吹っ飛ぶし、目の疲れにはブルーベリーとビタミンAのカクテルがよい。

まあ、人によって効く効かないは個人差があるから、自分にぴったりのサプリメントを探してみればよい。
私はこれからお姉ちゃんと飲み会だっつーのに妙に頭がぼーっとしている時は、マルチビタミン(Bを大量に)にDHAとイチョウ葉をカクテルして頭をスッキリさせ、さらにテンションを高めるためにセントジョーンズウォートを一掴み流し込んで行く。
イリーガルドラッグきめて頭ん中にエンドロフィンが溢れだしている時はそりゃあ気持ちいいだろうが、自分の体の中から自然に溢れてくる控えめなパワーもまたなかなか気持ちいいものである。

(2000.08.18)